香南市赤岡町を流れる香宗川で、ゴミの調査と清掃活動が行なわれ、45人が参加した。収集されたゴミはおよそ150㎏で、そのうち80%がプラスチック製品だった。もしこのまま放置されていれば、洪水等で海に流出して、漂流の後どこかの海岸線に打ち上げられたり、海底に沈んだりする恐れがあった。今、深刻な問題になっているプラスチックゴミの現状と対策について考える。
eco応援団
楽しく防災を学ぶ
中土佐町久礼で「NAKATOSAキッチンカーフェス」が開催された。地域の安全を守る中土佐消防団への女性団員加入15周年を記念して行われたこのイベントでは、高知県防災キッチンカー協会から5台が出店。木育の広場やワークショップもあり、大人からこどもまで防災を楽しく学びながら、音楽や食を堪能した様子を紹介する。
伝えたい地域の食文化
高岡具津野町で、四万十川の食文化を学ぶ「四万十川の味をしめる講座」が開催された。講師は地元住民からなる川の達人「四万十リバーマスター」。参加者たちは、四万十川の支流「北川川」でアメゴ釣りのエサになる「ヒゲナガカワトビケラ」の幼虫を採集してアメゴ釣りを楽しんだ。そのあと、アメゴを使った料理作りを体験。四万十の味を堪能した。地元の住民と交流しながら四万十源流域の食文化を学んだ様子を紹介する。
生物多様性の環境を守る
須崎市安和地区にあるため池、ジンデ池。集落活動センターあわとジンデ池生物研究所が主催し、『トンボとホタルの飛び交う里山づくり大作戦!』が開催された。ジンデ池ではホタルやトンボなど、多様な生物が生息している。エコロジカルネットワークとしての役割をもたせるため、池の保全活動をおこなった様子を紹介する。
生態系を守る保持林業
日本では戦後に造成された人工林が各地で伐採されており、全て伐採する「皆伐」が行われている。「皆伐」は生態系に悪影響を及ぼす恐れがあり、生物のすみかを残す「保持林業」が注目されている。その取り組みを森林総合研究所などが、四万十市西土佐の水源林で実践的に行い、伐採地の生物多様性の保全を目指している。スギやヒノキを伐採する際に、混合する広葉樹などを残す作業の様子を紹介する。