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一口食べるとホッとする
おいしいサツマイモで作る芋菓子
四万十郷水車亭🍠※情報は2024年10月7日放送時
テーマは「秋のスイーツ」。
たっぷりとあまーいみつをまとったできたてほやほやの芋けんぴ。
高知県四万十町に店を構える「四万十郷 水車亭(しまんとむら みずぐるまや)」です。
創業は1966年。
店内に入ると米や芋などを使った、「どこかなつかしくて気取らないお菓子」がぎっしりと並んでいます。
店の半分程のエリアにズラリと並ぶのは水車亭の看板商品、「芋けんぴ」!
豊富なフレーバーやサイズも、選ぶ楽しみがあって人気があるのも頷けますね。
四万十郷 水車亭 中城洋仁 代表取締役
「真面目においしい自然の素材をいかしたお菓子を作っていて、それがおいしければ一人一人とお客さんがこう増えていくという感じがすごくあります」「昔はこう透明なビニール袋にいれて、どさっとおいてましたけど、ボリューム感とか楽しさは残しつつ、今風にアレンジして袋にしています。頼まれてきたとか、ちょっとおやつに買おうとか、たくさん買っていただいてます」
芋けんぴの芋は宮崎県で育てた「コガネセンガン」というサツマイモを使っています。
土佐清水工場で6割(芋の選別・カット・揚げの半分)まで仕上げ、本社工場では最後の総仕上げに入ります。
芋けんぴの特徴でもある「食べた時のサクサク食感」。もう一度揚げることで中の水分を飛ばし、空洞化することで、あの食感が誕生します。芋けんぴだけでも1日の製造量が10トンと人気の高さが伺えます。
(塩けんぴも同じ量を製造)
中城さん
「9月・10月に採れるさつまいもを今加工しているので新芋ということです。今年は3月のサツマイモのつるをさす時からずっと天候がと良くてですね、ちょっと暑かったですけど、サツマイモにとっては非常に実入りのいいサツマイモが今年できています。だから豊作だと思います」
サクサクの芋けんぴはやさしい甘さで懐かしい味わい。
細切りでぽりぽり!今や大人気の塩けんぴ!室戸海洋深層水で味付けされた蜜が絡み、甘じょっぱい風味がやめられない美味しさです!
こちらは出来立てほやほや!店内で作る芋けんぴはここでしか味わえません。
作りたてはしっとりとやわらか。ドライブのお供にもぴったりなおやつです。
裏の工房では次々と焼きあがるおなじみのタルト。香ばしくていい香りです。
こんがりと揚げていくたくさんのお芋。
中城さん
「お芋ふかすだけやったらつまらんので。ちょっと味付けしてちょっと手を加えてできたらおいしいかなと思うて」特製のみつで仕上げた大学芋。作るきっかけにはこんな理由が。
中城さん
「昔おばあちゃんとかが、おやつでトウモロコシをふかしてくれたりとか、たくあんをくれたりとか、田舎のおやつを少し作ってみたいなということで、柔らかい感じの大学芋を作りたいなと昔のおやつをつくってみたいなということでつくりました」
店でのおすすめは冷やした大学芋!
冷えていくと蜜がじんわりとしみこんでいき、濃厚な味になります。
寒くなってきたら温かい大学芋を販売さらに!ソフトクリームをのせてカスタムするとパフェのようにも楽しめます。
みつとソフトクリームがまざるとシェイクのようにも。
一口食べるとなんだかホッとする水車亭のおやつ。長年、サツマイモと向き合いながら作り続けるその原動力は?
中城さん
「私は単純においしいお菓子を作りたいなと、それを食べていただいたお客さんが笑顔になるのがいちばんうれしいですね」◎営業時間
午前8時~午後8時◎定休日
無休◎HP
nangokuseika.com◎問い合わせ先
0880-22-3456