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安心と癒やしの空間を
段ボール製の防災グッズ
タケナカダンボール※放送は2024年3月13日放送時
テーマは防災グッズ特集。
香南市赤岡町に工場を構えるタケナカダンボールです。
こちらでは青果物を梱包するダンボールなど様々なニーズに合わせたダンボールを製造しています。
そんなタケナカダンボールでは2015年頃から、防災グッズの開発を始めました。
梶田さん
「東日本大震災がありまして、避難所のシーンがテレビで映ってまして皆さん雑魚寝で生活をされていましたので、このダンボールで何か作れないかというところで、いろいろ工場長が知恵を出して考えながらつくってくれました」製品化まで3年以上かかったという防災グッズが・・・
梶田さん
「『癒しの段ボールベッドⅡ』です。まず工具を使わなくてもいいというところと、椅子を6個作ってベッドにしているので、ベッドとして使わないときは椅子として使うことも可能です」こちらのベッド、誰でも簡単に組み立てられる設計ながらも、3トンの重さまで耐えられる優れもの。
さらに、通常のダンボールは水や湿気でふやけてしまう弱点がありますが、こちらの製品には撥水加工がされていて、水をこぼしても安心です!
まだまだ、こんな機能も!
梶田さん「椅子の中に収納スペースもつくっておりますので、安心して避難所生活ができるのかなというような製品になっています」
このほかにも避難所でプライベート空間を確保する「間仕切り」も製造しています。
梶田さん
「こちらも工具が不要です。全てを使うと5畳分の広さになります。高さが140センチ、座って顔が出ない高さを目標につくりました。避難所で心が暗い気持ちになることが多いと思いますので、それを解消できたらという気持ちで、ウグイス色のダンボールを使ったり、少しでも心が安らぐ空間をというコンセプトで作らせていただいています」タケナカダンボールではこれらの製品を、子どもたちの防災教育にも活用しています。
梶田さん
「『防災キャンプ』をやっていただきました。ダンボールベッド、間仕切りをみんなで作って、夜はそれに泊まって、というような体験イベントをやらせていただいたりしました。楽しんでもらいながらやってもらったのは、我々にとっても有意義な時間になったのかなと思います」災害時にも安心と癒しの空間を確保してくれる防災グッズ。
最近は、企業や自治体だけでなく個人のお客さんからの注文も増え始め、防災に対する意識が高くなってきていると感じています。梶田さん
「今作っている青果物の箱がメインになるとは思うんですけど、防災ももちろん、もっと付加価値の高まるものをダンボールでつくっていきたい。家具とか遊具などを作りながら地域のために何か役に立てるようなものをつくっていきたいなというところが、今後達成していきたいところかなと思います」タケナカダンボール インスタグラムはこちら!
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