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非常食から「日常食」へ
グルメ缶詰
黒潮町缶詰製作所
※情報は2024年3月12日放送時
テーマは防災特集。
キッチンや食卓に置いても映えるポップなデザインの缶詰。
黒潮町缶詰製作所・友永さん
「缶詰などの備蓄品は棚の奥に取り置いてしまい、賞味期限が切れたりする。そういうことがないように、しまいこまない、取り置かない、邪魔にならない、おしゃれなパッケージっておもしろいんじゃないかと」黒潮町缶詰製作所は、地域の雇用創出、そして防災のまちとしての産業を作ろうと、10年前の3月11日に設立されました。
缶詰の“突然の災害に備える備蓄品”というイメージを変える商品作りに取り組んでいます。
友永さん
「一言で言うと、非常食を日常食(ひじょうしょく)へ。何かのときのためのものじゃなくて、普段のものが何かのときに役に立つ、そういう商品作りというのは大きな柱になります」非常時に食べる非常食を日常的に食べる、日常食(ひじょうしょく)へ。パッケージはもちろん、食品の見た目や味にもこだわりが詰まっています。
友永さん
「一つ大事にしているのは高知県産の食材をうまく活用すること。使っているカツオは土佐沖で1本釣りで釣り上げられた鮮度抜群のカツオです」『トマトで煮込んだカツオとキノコ』
意外な組み合わせに思えますが、カツオとトマトの酸味が絶妙にマッチした一品。パスタやサラダのアレンジに使うのもおすすめです。土佐あかうしをふんだんに使ったこちらの商品は、高知家のうまいもの大賞2024高知家賞を受賞しました。
『土佐あかうしのスジ煮込み鍋』
友永さん
「土佐あかうしのスジと、実はこんにゃくも高知県産のこんにゃくを使っていて、さらに豆腐と厚揚げを入れて、鍋料理というコンセプトで作ってます。おつゆがご飯に合うので、ご飯にかけてしめてもらうと2度楽しめます」四万十うなぎを丸々1匹使った贅沢すぎる缶詰も。
友永さん「高知の食材をうまく活用していきたいっていう中で、ちょっと飛び抜けた商品があっても面白いんじゃないかなっていうので、作ってはいったんですけど、鰻の頭でダシをとって黒潮町特産の黒砂糖を使っています。タレもすごくこだわりがあって、ボリューム感たっぷりで鰻を楽しみたい方にはとてもおすすめの商品です」
日常の食卓を彩る一品として、そして災害時の非常食として使ってもらえるよう歩んできた10年。
友永さん
「弊社の商品が食物アレルギーに対応してるっていうところが重要でして、被災地でそういうニーズがないかっていうのをお伺いして、現地で動いて、手渡ししてくれるような方を見つけて少しずつ送っています。そういう活動はしています。自分のためにやってるわけじゃないけど、やっぱり日頃やってることが喜ばれるっていうのは、純粋に嬉しいですね」友永さん
「何かあったときに本当に困っている人たちに寄り添って、役に立てるようなそんな商品でありたいですね」シェアふるの情報はこちら!