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木の香りに包まれる
親子連れにおすすめの図書館
香美市立図書館 かみーる
※2023年5月25日放送時
テーマは「図書館特集」。
去年11月にオープンしたばかりの香美市立図書館 かみーる。
広々とした館内は図書館では珍しい平屋建てで、絵本や小説を中心に7万冊の本を読むことができます。
館長の門脇さん「この図書館は『知の拠点』『交流の場』『発信の場』という3つのコンセプトがあります。図書館は本を借りるだけの場所ではなく、日頃の課題解決や交流の場、自身の居場所として図書館を存分に活用してほしいと思っています」
館内はいたるところに木材が使用されています。
その一部は香美市で伐採されたスギやヒノキで、館内には木の香りが漂っています。門脇さん「JR土讃線が走るのがちょうどガラス越しに見えるので、アンパンマン列車なども見ることができます」
図書館といえば私語厳禁のイメージがありますが、こちらの施設では会話のできる図書館というテーマを掲げています。
門脇さん「小さなお子様連れであったり、そういった方が気兼ねなく図書館に来られるように、来た人同士で交流を楽しんでもらえるように、そういった思いで『会話のできる図書館』にしています」
施設には家族連れに嬉しいスペースも。
子供サイズの椅子やユニークな形の本棚などがあり、子供と一緒に読書を楽しめます。
門脇さん「こちらは靴を脱いで上がれるスペースになっています。乳幼児向けの絵本や大型絵本、アンパンマンの作者のやなせたかしさんのコーナーも揃えてますので、ゆったりと絵本を読んでくつろいでもらえます」
さらに、図書館には珍しいこんなコーナーも。
自販機やコーヒーメーカーが設置されていて、ドリンクはもちろん、お菓子まで楽しめる飲食コーナーがあるんです。図書館を建設するにあたって開かれた住民懇談会で市民から飲食スペースを求める声が上がったといいます。
門脇さん「やはり飲食スペースというのは市民の強い要望もあったので、コーヒーなどを飲みながらゆっくりと1日、長時間、図書館で過ごせるようにという思いで作っております。」
雑誌のラインナップが充実していることも大きな特徴です。
統括官の山重さん「雑誌スポンサー制度といって市民の皆さん、団体、企業にスポンサーになってもらって、買っていただいてるんですよ。これはちょっと全国的にもそんなにはない特徴です。雑誌はものすごく種類が多いので、図書館の予算で雑誌を買うのは結構大変なんですよね。市民の協力を得られてスポンサーになっていただいて、数がそろえられているのは素晴らしいことだなと思ってます。」
新しくなった図書館は早速、親子連れや学生など大勢の人が集まる場所となっています。
門脇さん「図書館に来るのが日常というか、誰もが気軽に図書館に来られる、そういった施設を目指してますので、家庭とか学校とか職場とはまた違った場所というところで図書館を存分に活用していただきたいです」
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