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いろんなモノとつながる図書館
土佐市立市民図書館
※情報は2023年5月24日放送時
テーマは「図書館特集」。
土佐市にある複合文化施設つなーでです。
2階に広がる開放的な空間。
およそ6万5000冊の蔵書を誇る土佐市立市民図書館です。森さん「複合施設ですのでいろいろ入ってます。ホールとか貸し部屋もたくさんありますので、つながるようにというのをコンセプトにしています。来てくれたお客さん同士、それから図書とお客さん、イベントとお客さんという、そういう感じでいろいろつながって広がっていけたらいいなと思ってます」
人とつながる図書館は使う人にやさしい図書館でもあります。
森さん「本棚の間を車椅子の方が通れる広さにしています。本棚の高さもあまり高くしていないので、子どもや車椅子の方も手が届くようになっています」
大きくとられた子ども向けの図書コーナー。
森さん「ベンチもありますし、机もたくさんあるので宿題をしに来てもらってもいいし、そこで本を読んでもらってもいいし、というふうに使えるようになってますね」
森さん「子どもに本を渡す大人のための参考書のコーナーも用意しておりますので、たくさんの方にそれを見ていただきたいと思ってます。」
こちらのコーナーも、人にやさしい図書館の特徴です。
森さん「土佐市に限らず今、高知県にたくさん外国の方が来てくれてます。土佐市ではやさしい日本語という概念を大事にしようと思っています。」
森さん「小学生にもわかるような日本語でいろいろ表現をしていこうということで、張り紙を変えたり、やさしい日本語を学ぶ本、それから外国の方を雇った事業者さんのための本、海外の方の文化を知るための本などを集めた多文化共生のコーナーを作っています。」
森さん「まずは言葉だけではなくて、外国の文化を知ると良いと思うので、文化がわかる本とか外国の料理の本なども手に取りやすい本として置いています。」
学習室の数も多く、学生向けの参考書も貸し出し可能です。
利用者を待つだけの図書館ではなく、出向く図書館としての活動も積極的に行っています。
森さん「いろんな方と図書というものを楽しみたいので、高齢者施設や子どもの施設に本を持って行き、一緒に読んだりする活動をしています。」
森さん「特に土佐市はストーリーテリングが盛んなんですけど、それを図書館の職員とボランティアさんで覚えて披露させていただいてます。」
施設や人、そして本とつながることができる図書館を目指して、
今後も様々な取り組みを行っていきます。森さん「新しいことをやりたいとき、何か困りごとがあったときとか、それに限らず何でもないときでもまず図書館に行ってみようと言ってもらえる、頼りにしてもらえる、図書館があるよって、人の心の片隅にずっといるような図書館になれたらいいなと思っています。」
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