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地域に賑わいを
“四万十”と友達になれる宿
EKIMAE HOUSE SAMARU
※情報は2023年4月18日放送時
テーマは「ゲストハウス特集」。
ヤイロチョウの音色で始まる古いからくり時計が目印。
四万十町、JR土佐大正駅近くにあるゲストハウス、EKIMAE HOUSE SAMARUです。
元地域おこし協力隊の小野さんが2018年に始めました。
小野さん「ここには来るけれど、泊まるところがないと(観光客らが)言っていて、四万十市や高知市に泊まってしまうということで、ここの魅力を知ってもらえないというのは寂しいなと思って。自分ができることは何だろうと思ったときに、ここが旅館として空き家で空いてたので、ゲストハウスならできるかなと。」
元々は旅館と食堂として使われていた場所を、知り合いの大工さんや協力隊の仲間とともに、コツコツ改築しました。
小野さん「協力隊の(任期)終わりくらいから少しずつ準備を始めて、ここに寝泊まりしながら全部畳だったんですけども、プロの人に畳を張り替えてもらって結構大変は大変でしたね。本棚などは自分で作ったり、今も少しずつ作りながら、やっている感じですね」
元々あった大きな梁などはいかしつつ、1階は温かみのある共有スペースに。
サイクリングで訪れる観光客向けにスタンドも完備されています。
地元の子どもたちも訪れる憩いの場になっているんだとか。
2階は客室で、全部で4部屋あり、10人まで宿泊可能。
四万十川と周辺の豊かな自然が一面に描かれたドミトリータイプの部屋や、
ゆったりくつろげる和室などがあります。
共有スペースはハンモックやロッキングチェアも。
土佐大正駅の歴史ある駅舎とともに、町並みを見渡せます。
また、小説や漫画など、小野さん所有のものも含め、およそ2000冊の本があり、読書を楽しむこともできます。
小野さん「(ゲストハウスの名前)SAMARUはアラビア語で、友達と夜ふかしをして一晩中楽しむという意味があって、四万十と友達になるというコンセプトを自分で掲げているので、友達として四万十に遊びに来てもらえたらうれしい」
観光客らには、商店街にある飲食店を積極的に紹介しているという小野さん。
小野さん「地域まるごと宿というか、地域全体でお客さんをもてなすということを目標にしていて、ここに来たお客さんには2軒の居酒屋さんと、1軒のお好み焼き屋さんを紹介をするんですけども、すごくお客さんをもてなしてくれて、そこを皆さん楽しんでくれて、リピーターの人はその居酒屋さんに来るためにうちに泊まるとか、そういうお客さんもいらっしゃるので、(お客さんには)楽しんでもらっていると思いますね」
小野さんは、ゲストハウスを拠点に、過疎高齢化が進むこの地域に賑わいを取り戻せたらと考えています。
小野さん「できればこの商店街にもうちょっとお店が増えるように自分なりに努力をしていきたい。ゲストハウスの機能をアップさせることよりも、このまちの機能をアップさせていきたい。このまちでいろいろなことを遊べるという、地域になってくれたらなと」
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