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人と人とをつなげたい
まちの電気店が憩いの場に
ハヤマチリング
※情報は2023年3月16日放送時
テーマは「〇〇なのに」特集。
季節のフルーツを使ったスイーツに、
こだわりのコーヒー。
ここはカフェ?と思いきや、実は町の電気店なんです。
津野町姫野々、国道沿いに店を構えるハヤマチリングです。
元々は60年以上の歴史を持つ電気店『ナカイテレビ』でしたが、2021年にリニューアルオープンしました。
代表取締役の中井さん「もともとはほんとに『まちの電気屋さん』で、エアコン、冷蔵庫、テレビ、洗濯機とか、あと炊飯器とかレンジとか、ちょっとしたライトなど、そういったものを全部取り扱っているという、もともとそういう電気屋です」
外の景色を眺めながらゆったりとくつろげるカフェスペース。
店の奥にはショールームもあり、最新家電がずらりと並びます。
2階には日当たりの良いレンタルスペースを完備。
ヨガ教室や地域の子供たち向けの学習塾も定期的に開かれています。
また、子供連れには嬉しいオムツ替えスペースも。
天狗高原などに向かう観光客らがよく利用するといいます。そして、
2階の別スペースには、大阪から高知へ移住した女性2人が経営するアウトドアブランドのショップも。ハンドメイドのTシャツやトレーナーなど、親子で着られるファッションアイテムが並びます。
でも、なぜこんなに盛りだくさんなスポットにしちゃったんですか、中井さん。
中井さん「これから電気店をやっていって地域のお客さんに提供できるかなというのをいろいろ考える中で、もともと『人が来てくれるお店』が地場でできていたので、『どうせ来てもらうなら楽しんでもらえたらな』というのが一つありました。ただそうすると電気屋さんって用事がないと足が向かないので、いろいろなお客様と触れ合うにはどうしたらいいかなというのを考えてこういう形になりました」
カフェスペースで楽しめるのは、
岐阜県を拠点に活動するコーヒー店から仕入れたこだわりのコーヒー。そして暖かくなるこれからの時期にさっぱり飲みたいカシスレモンソーダもおすすめです。
月に数回の米粉クレープの日には、高知市の人気店直伝のクレープが楽しめます。
イチゴ生クリームは、米粉のクレープ生地に、甘さ控えめの生クリーム、あま~いイチゴがたっぷり入ったボリューム満点のクレープです。
また、土佐市の文旦を使った文旦クレープも人気です。
創業から65年、
人と人とを繋ぎ、地域に賑わいを生み出す場所として新たなチャレンジを始めたハヤマチリング。
しかし、あくまでも『まちの電気店』であることに変わりはありません。中井さん「いろいろな思いの人が集まると、何か新しいものができるワクワクがあったりするじゃないですか。そこと生活に絶対欠かせない家電製品というものがリンクしていけば、『双方みんな幸せになるよね』って。何かそういう店、拠点にできたらなっていうのは思います。なかなかハードルは高いんですけど、5年、10年続けていけば何かおもしろい結果が出るんじゃないかなとは思ってやっています」
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