テレビ高知放送番組審議会

第440回 審議会だより

第440回 審議会議事の概要


1.開催年月日

2011年1月7日(金)

2.出席委員(敬称略)

委員長 石川 啓子
副委員長 下岡 正文
委員 荒川 浩一
池田 あけみ
小松 加枝
坂本 世津夫
佐竹 新市
会社側出席者 高石 眞一(代表取締役社長)
竹村 修己(専務取締役)
井上 良介(常務取締役報道技術センター長)
小島 一水(取締役編成営業局長)
久禮田 徹(取締役総務局長)
事務局 笹岡 良昭 (事務局長)

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
「イブニングKOCHI年末スペシャル」
【放送日】
放送:12月28日(火)16時50分~17時45分

(2)審議の概要

上記番組視聴の上、合評
放送法及び審議会規程による意見具申
次回定例会の確認
「カシオワールドオープンゴルフ」プロアマ戦での取材腕章の貸与について
事実関係の説明と今後の対応について報告
その他報告事項


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

全体的には1年間をうまく構成しており、地道に取材している。
技術的なことかもしれないが、BGの選び方や音量に違和感を覚える。
「年末スペシャル」のタイトルを付けた限りは、時系列的な手法で1年を振り返るのが適切ではないか。
「維新」がテーマというが中途半端。政治、スポーツ、外交など、幅広く取り上げるべきでは。
テーマを「維新」に絞ったことは良かった。「観光維新」の締めくくりで、勢いがあった。
ひとつのキーワードに沿って構成するのも方法だが、維新的なニュースはまだまだある。
逆に「龍馬」をテーマに、産業等々を織り込んで行くという方法もあったのではないか。
ギター演奏で多くの時間を使うなど、尺は長いが中身が伴っていない。
スタジオ進行アナの落ち着きに比べて、中継が荒い。もう少しバランスの取りようがあったのではないかと思う。
中継アナのテンションが高すぎて、温度差と臭さが出た。
重大ニュースを最初に紹介し、内容を深めていけば良かった。
龍馬、ギター演奏、司法改革、また観光という並びに違和感を覚えた。
1年間撮りだめた映像はもっとあるはずで、使わないのはもったいない。
「年末ぜよ」という番宣にはガクッときた。手抜きではないのか。
特集でまとめることは意図があってのことだと思うが、コメントがあちこちして時系列を見失う。
スタジオアナの口調が速く、伝わるかどうか危惧する。
この類の番組は、時系列、テーマともに欲しいところ。
取り上げた数々の出来事が、年末特集の時点でどうなっているかの検証的な視点が欲しい。