テレビ高知放送番組審議会

第432回 審議会だより

第432回 審議会議事の概要


1.開催年月日

2010年3月5日(金)

2.出席委員(敬称略)

委員長 石川 啓子
副委員長 下岡 正文
委員 荒川 浩一
佐竹 新市
小松 加枝
坂本 世津夫
会社側出席者 高石 眞一(代表取締役社長)
竹村 修己(専務取締役)
井上 良介(取締役報道技術センター長)
小島 一水(取締役編成営業局長)
事務局 笹岡 良昭 (事務局長)

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
農山漁村地域力発掘支援モデル事業
「南国土佐の底力!地域力発見!!」
【放送日】
2月27日(土)14:30~15:24

(2)審議の概要

上記番組視聴の上、合評
次回定例会の確認
その他報告事項


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

タイトルが「南国土佐の底力」となっているが、「南国」は必要か。
映像は良かったが、内容面で興津、土佐清水の一次産品に対して馬路の地域医療には違和感があった。
オープニングが刺激的で、見てみたいという気になった。
三地域で選んだテーマがバランスに欠け、知事のコメントで無理にまとめた感がある。
座談会が座敷の映像ばかり。せめて外の絵図らが良い場所を設定してほしかった。
手持ちのカメラワークがダイナミックで良かった。
コンセプト通り古里を元気にする切っ掛けになる番組。
冒頭の産業振興レポートなど、バックヤードの解説がもう少し深ければ分かり易かった。
地産地消・外商を進めていく上では理解できたが、知事を囲んでの座談会は必要だったか。各地域のレポートで十分では。
各地域の知らない特産物を紹介する番組と思っていたが、馬路村のケースは大学側のアプローチで、地元の主体性が希薄。
木と竹を接いだ違和感がある。
教具会の選択としても、番組を作る段階では番組を作る側の主体性、指導性があれば活き活きとする。
「企業運営」という表現があったが企業は「経営」ではないか。
番組としては興味深く見つつも、まとめ、提言の部分がなかった。
「おばさん」の表現は不適切ではないか。やはり「女性」であるべきでは。
地域の活力、底力が経済指標としては見えてこなかった。
画面上の字幕が多過ぎ、「画面がうるさい」。「うるさい」と「親切」は紙一重。
会場セッティングがまずく、舞台裏が混在して映像が貧弱に見える。「手作り感」「素朴」 「ライブ感」とも違う「がさつ」な画面に見える。
地域の取り組みとして紹介された食材が、座談会の席上試食できる工夫は良かった。
「地域の素朴と食」が、地域の力になっていることを実感し、そこに人がいて地域が動くことを感じた。
知事の言う「つくりだす力」「まとまる力」「人を呼び込む力」は、テレビも、作り手も身につけたい力。