テレビ高知放送番組審議会

第583回放送番組審議会だより

第583回放送番組審議会議事の概要


1.開催年月日

2025年4月4日(金)

2.出席委員(敬称略)

委員長 佐竹新市
副委員長 池田あけみ
委員 入交英太
奥村興二
中田由季
大家賢三
小島久美
野並良寛(※レポート参加)
会社側出席者 代表取締役社長          藤田徹也
常務取締役 放送番組審議会担当   横山雄一
取締役              北澤邦典
取締役 コンテンツ局長      岡田康也
コンテンツ局 編成部長      村山まや
コンテンツ局 報道制作担当局長  竹村志麻
事務局 吉本龍二

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
「 つなぐ、つながる からふるSP 」
【放送日】
※令和7年02月12日(水)19:00~20:00放送

(2)審議の概要

・上記番組の批評
・次回定例会の確認
・その他報告事項


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

※東北大震災から14年、能登の地震から1年という背景のもと、番組は南海トラフ地震への備えを啓発する目的で放送された。能登からの生中継や、過去の災害映像、専門家による解説などを通して防災意識の向上と具体的な対策の必要性を訴えた 。委員からは以下の通り、番組の意図や内容は評価される一方で、改善点も指摘された。

・番組のテーマや問題提起は重要であり、特に南海トラフ地震臨時情報に関する解説は評価された。
・出演者の熱意や番組制作の本気度は伝わり、取材内容も多岐に亘り充実していた。
・過去の災害映像の使用はイメージが湧き易く、また視聴者に強い印象を与えた。
・回を重ねる度にアナウンサーの成長が感じられ、専門家・コメンテーターの貢献も評価された。
・2時間という放送時間は長く、視聴者が集中して見続けることが難しいという意見が出た。例えば番組時間を短縮するか、複数回に分けて放送する方法も有効なのではないか。
・番組構成が多岐に亘っており全体像が摑み難い。情報が過多で分かり難いとの指摘もあった。番組構成を更に明確にして、番組の全体像をお知らせするなどして視聴者の利便性を高めるべきである。
・取材対象を絞り内容を更に精査する等して、より深く掘り下げた番組制作を目指すのも有効である 。
・VTR部分では重要な情報をテロップなどで補足して視覚的に分かり易く伝えていたが、生放送部分では十分なフォローが出来ていなかったので今後に向けて更なる工夫が必要と感じた。
・生放送の意義を再検討すると共に、内容に応じて適切な放送形態を選択しても良いのではないか。

以上