テレビ高知放送番組審議会

第575回放送番組審議会だより

第575回放送番組審議会議事の概要


1.開催年月日

2024年7月5日(金)

2.出席委員(敬称略)

委員長 佐竹新市
副委員長 池田あけみ
委員 入交英太
奥村興二
中田由季
大家賢三
二宮久美
野並良寛
会社側出席者 代表取締役社長          藤田徹也
常務取締役 放送番組審議会担当   横山雄一
取締役              北澤邦典
取締役              岡田康也
コンテンツ局 編成部長      村山まや
事務局 吉本龍二

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
「 ネイチャーワールド高知 奇跡の美食学 」
【放送日】
令和6年06月22日(土)16:54~17:24放送

(2)審議の概要

・上記番組の批評
・次回定例会の確認
・その他報告事項


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

・番組は「4つの基本テーマ」の中から二つをセットにする2部構成の30分番組。高知の民放3局や東京の制作会社などが共同制作して、民放3局がリレー形式で毎週土曜日に放送する珍しい形式。

・オープニングから全編に亘って高知の「自然美、食のシズル感、文化・歴史や登場人物」などについてを迫力のある映像、美しい描写が続き、簡潔・コンパクトで分かり易い説明がタイミング良く入るなど番組の構成や編集のクオリティが高く感じられた。地場の魅力を紹介する番組コンセプトも明確で紹介する内容も魅力的だったので思わず引き込まれた。

・地元の人も見落としてしまうような価値を認識させてくれる、多くの知識を紹介してくれるので、興味深く拝見すると共に大変勉強になりました。

・視聴した回は「土佐はちきん地鶏」の紹介と「服部幸應さんの酒蔵巡り」だったが、どちらのコーナーも非常に取材が丁寧で分かり易い構成と共に、雰囲気に沿ったナレーション、適切な画面処理、流れるように繋がる編集内容に感心した。一方で“大袈裟なナレーション”や“正しくない表現”が一部で散見された。

・ローカル番組としては「非常にクオリティの高い仕上がり」なのだが、スマート過ぎると高知の魅力や特色が薄れていくような、微妙な距離感が生まれるようにも思える。

・「定時・定所の放送」ではないので、見る側としては視聴習慣や同時録画の対応が難しいと思われる。非常に良い番組内容なので今までの放送を見逃したのは残念だし、同じ思いの方も多いのではないかと思う。YouTubeの検索視聴も良いが、出来るならテレビの再放送があれば望ましいと思う。

以上

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