テレビ高知放送番組審議会

第533回放送番組審議会だより

第533回放送番組審議会議事の概要


1.開催年月日

2020年4月10日(金)

2.出席委員(敬称略)

委員長 佐竹新市
副委員長 池田あけみ
委員 入交英太
奥村興二
中田由季
大家賢三
二宮久美
野並良寛
会社側出席者 代表取締役社長         井上良介
専務取締役 放送番組審議会担当 久禮田徹
取締役 編成業務局長      横山雄一
編成業務局編成業務部長     新納朋代
事務局 吉本龍二

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
「 JNNふるさと紀行 高知ゆる旅のススメ 」
【放送日】
令和2年03月29日(日) 13:00~13:54放送

(2)審議の概要

・上記番組の批評
・次回定例会の確認
・その他報告事項(4月編成の概要・番組種別及び各放送時間の報告、他)


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

・ご当地の旨い物をテーマに観光地の紹介と共にゆる~く旅をする番組で、前半は女優をゲストに女子旅、後半はタレント二人が手ぶらキャンプを楽しむ男子旅。双方の出演者や行程に関連性が無く、番組構成として何故2部構成に分ける必要があったのか疑問が残った。
・オープニングの高知を代表する様なダイナミックな自然の映像からスタートし、出だしから引き付けられた。木岡さんのナレーションも番組の内容やイメージに良く合っていて、BGMも番組の雰囲気を壊さない選曲で良かった。また、タイミング良くそれぞれの場所のテロップが左下に表示されるのは、非常に親切で分かり易かった。
・番組の部分部分で「美味しそう・楽しそう」は感じられたが、コンセプトや構成が最後まで解かり辛く、また芸能人の持ち味を十分に引き出せているようにも感じられなかった。
・前半部分は番組タイトルに反してかなり詰め込み過ぎのレポートが続いたのでせわしなく感じた。折角後半の「キャンプ」という良いテーマがあったので、全体を「キャンプ」で通しても良かったのではないか。
・アナウンサーとの絡みで進む前半と、日頃から親交のあるキャンプ好き芸人の二人で進んだ後半のまったく違った構成が面白く、飽きさせない時間だった。最後の振り返りの絵もテンポ良く楽しめた番組でした。
・番組全体としてのまとまりが無いように感じた。訪問先、グルメの内容、出演者など各要素は悪くないのに情報の羅列のような印象を受けた。
・全編通して印象に残ったことは、どのパートでも料理がとても美味しそうな映像として表現されていて、また出演の4人もお世辞抜きに高知の食を心から楽しんで食べていた様に見えたのが印象的でした。
・訪問先施設名の表示では、字は大き過ぎず小さ過ぎず、情報量が多いことに合わせて表示時間を長くする等、視聴者への心遣いを感じた。また場所を示すのに地図上に車のキャラクターを走らせる等、高知を知らない人にも十分解かり易い紹介が出来ており、過去の同様の番組と比較すると格段に進歩していると思う。
・番組後半はテーマの筋道がきちんと見える内容でした。野外研究家の島田さんがいるせいか、どこかマニアな雰囲気もあってとても興味が湧きました。また、彼は食を口に入れた瞬間の感動を通して、高知の旨さが伝わるような言葉力もあり、この後半だけで十分に骨太で面白いキャンプ番組になったのではないかと思います。   等

以上