テレビ高知放送番組審議会

第568回放送番組審議会だより

第568回放送番組審議会議事の概要


1.開催年月日

2023年10月6日(金)

2.出席委員(敬称略)

委員長 佐竹新市
副委員長 池田あけみ
委員 入交英太
中田由季
奥村興二
大家賢三
二宮久美
野並良寛
会社側出席者 代表取締役社長      藤田徹也
常務取締役 報道制作局長 飯島達男
総合編成局 編成業務部長 竹村志麻
事務局 吉本龍二

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
「 はかせが植えたモノ ~草木の精 牧野富太郎の教え~ 」
【放送日】
令和5年09月20日(水) 20:00~21:00放送

(2)審議の概要

・上記番組の批評

・次回定例会の確認

・その他報告事項 (※本年度上期の番組種別報告、新番組の編成情報、等)


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

・NHKドラマで火が付いた牧野ブームに沸くこの時期に放送したタイムリーな番組でした。ドラマで描かれた牧野博士のイメージとは一味違う“専門家が語る博士の業績と人となり”をスマートに、そして大人向け番組としてまとめている。

・日本各地にある博士ゆかりの地を丁寧に取材し、各カットの映像も美しくつながる流れや構成も良かった。盛り沢山の内容であったがスムースな展開で最後まで気持ち良く視聴出来た。

・レポーターの菊川怜さんならではの“ゆっくり落ち着いた雰囲気”は自然で、インタビュー時にも的確なコメントの数々に好感が持てた。

・ポイントを押さえて密度の濃い落ち着いたナレーションは番組に落ち着きと重厚さを添えていた。

一方で淡々と伝える役割なので“小野さん(※地元の出身)らしい個性の出し難さ”がもったいなくも思えた。

・「植物分類学の父」と称される牧野博士の偉業の数々と共に、博士の蒔いた種が日本全国に広がり未だに民間人に根付いている裾野の広さに驚かされた。

・厳選された方々へのインタビューには貴重なお話が多く含まれており、すべての方々が笑顔で対応されていたのが印象的でした。また、タイミングよく挿入された資料映像も貴重なもの、印象的なものが多くあり、10年後、20年後の鑑賞に堪える内容でした。

・本編中に出される“文字による補足説明”は丁寧、適切に処理されており内容が理解し易かった。BGMも雰囲気に良く合っていた。視聴時には気が付き難いが、細やかな演出が随所に込められており制作者のこだわりの数々が感じられる。   等

以上