第564回放送番組審議会議事の概要
1.開催年月日
2023年5月12日(金)2.出席委員(敬称略)
委員長 | 佐竹新市(※レポート参加) |
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副委員長 | 池田あけみ |
委員 |
入交英太 奥村興二 中田由季 大家賢三 二宮久美 野並良寛 |
会社側出席者 |
代表取締役社長 藤田徹也 常務取締役 飯島達男 取締役 メディア技術局長 横山雄一 取締役 報道制作局長、番審担当 上田正哉 取締役 営業局長 北澤邦典 総合編成局 編成業務部長 竹村志麻 |
事務局 | 吉本龍二 |
3.議事の概要
(1)議題
- 【番組の合評】
- 「 ダイドーグループ日本の祭り 冬もうし 」
- 【放送日】
- 令和5年01月08日(日) 13:00~13:54
(2)審議の概要
・上記番組の批評
・次回定例会の確認
・その他報告事項
(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り
・審議会では恒例のシリーズ番組だったが、今回は先ず映像がとても綺麗で印象的。冒頭のダイナミックなドローン映像に始まり、途中のインタビューのアップ画面や効果的なカット画面も印象に残っておりオープニングからグッと引き込まれた。
・錦秋の美しい自然風景の数々や“牛鬼”とのコントラストの鮮やかさ等も感じられて好感が持てた。
・過疎高齢化に蝕まれる限界集落の現実と「祭りが地域の長生きに繋がる」と信じる住民の思いには華やかさは無いが、オーソドックスながら“あるがままを受け入れ努力を重ねる姿を淡々と伝えて行く構成内容”は上質で重厚さを感じさせるドキュメント番組に仕上がっていた。
・ナレーションのトーンは抑え気味ながらコメントの内容は心に響く印象的な内容であった。同じくBGMも雰囲気を壊さない落ち着いた選曲ではあったが番組内容に良くマッチしていた。
・番組画面からは、現地での丁寧な取材・撮影と、努力を重ねた編集作業が感じられた。
・地域住民や祭りに参加した方々は自然な表情が上手に捉えられており、またインタビューしたコメントも素直にこちらの耳に入って来ました。
・舞台となる仁井田神社は歴史も古く、もう少し深掘りした方が構成内容に深みが出たかと思う。
・歴史ある祭りを絶やさない為に、“花取り踊り”に女性を加え、“牛鬼”では地域以外の人たちに協力を得るなど「後継と地域連携」に取り組んだ人々の勇気ある決断、柔軟な発想と知恵が番組から感じることが出来た。 等
以上